坂本先生の悩み相談 VOL.142 食育は楽しく食べることから♪

こどもも大人も、みなさん食べることって、食べられることってとても嬉しいし、幸せなことですよね。特にこどもにとって毎日の食事は成長に必要な栄養を補給するだけでなく、脳を育み、そして体と心も育んでくれます。「うちの子は好きなものしか口にしなくて…」「ダラダラと遊び食べばかり…」「よその子はパクパク食べるのにうちの子は食べなくて…」と、食に関する悩みは子育て中のママにとって尽きないようです。でもあまり難しく考えなくても大丈夫。親子で楽しい食の時間を共有することで、こどもさんの将来を考える食べることの土台作りができていきます。今回は家庭や集団の場でそんな“食”を通してこどもが身につけられる力をお伝えできたらと思います。

●2歳ごろから食べ物の名前や料理名が少しずつ分かりはじめ、4歳ごろには旬の食べ物が分かるようになります。
園ではその日のメニューを一品ずつ見せながら、月齢は小さくても「赤・黄・緑」の食べ物の色を見て栄養の働きを分かりやすく話すと「何でも食べるぅ~」という関心につながっていきます。食との関わりの中でそんな知識を増やしていくことで「これはなに?」と興味を示し、知的な関心を広げていっているのです。

●食感や味覚、食材の色や形(切った形も)、食べ物の匂いなど、こどもたちは自分なりの言葉で表現しています。
「美味しい!」と思わず言葉にしてくれるから、とても嬉しいですね。「どんな感じ?」と問いかけると「あっ、カレーの匂い」「こりこりしてる」「つぶつぶいっぱい」「もっちもち~」「かわいいお花の形だね」など感性豊かにかわいい答えが返ってくることでしょう。この表現する力が伸びていくことで、人と関わる力も身につけられるのです。

●食事作りのお手伝いをしてもらって、うんと褒めることで自信と自己肯定感が育まれます。
ここで大事なことは失敗してもできたことを褒めてあげること。ほかのお手伝いと違って食事作りは、お料理の完成まで手伝うことで、手順であったり次はこうしようという見通しができるようになります。そんな中でくり返し褒めてもらえることで自分に自信を持つようになり、喜んでくれる家族の顔を見て自己肯定感が育つのです。

いろいろな食育の力はたくさんありますが、心がけたい大切なことはやっぱり“楽しく食べること”です。楽しく食べることのくり返しの時間で、食べることを大好きになっていってくれます。「おなかすいたぁ。今日のごはんはなぁ~に?」「お手伝いしたい~」と、ごはんの時間が待ち遠しい気持ちと行動を大事にしてあげたいですね。でも食に関しては個人差があるので、がんばりすぎないことも大切です。ほかのお子さんと比べないで少しずつ楽しく食べられるよう、長い目で見ていってあげてくださいね。お子さんのこれからの未来を支える食(味)の土台を育んでいけますように。長い目で…お願いします♪

ワイヤーママ2017年8月号掲載

ニチイキッズあいずみ北保育園 園長
坂本 香 先生
保育士として長年現場を経験し、そこで得たノウハウを活かしてママさんの子育て相談などに乗ってくれる育児アドバイザー。
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ニチイキッズあいずみ北保育園
住所
板野郡藍住町住吉字神蔵171-13
電話番号
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ホームページ
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