坂本先生の悩み相談 VOL.143 ワイヤーママへの相談メールより「こどもが保育園から家に帰りたがりません」

 

「こどもが保育園から家に帰りたがりません」

投稿者●3歳男児のママ・Nさん

3歳の男児の母です。私は車を所持しておらず、私の出勤が早いので、朝は夫が送ってくれますが、帰りは私が歩いて迎えに行きます。その帰り道のことなんですが、こどもがどうしても家と反対方向に行きたがるのです。自分の行きたい方向(正反対)に行くと泣きわめき、私の服や手を引っぱります。18時ごろになるので、早く家に帰りたいのが本心です。「家に帰ってお菓子食べよう」「早く帰らないと暗くなるよ!」「じゃあもう、私先に帰るからね!」など、ダメだとわかっていても、このような言葉がでてしまうのですが、それでも聞かないので、最終的にはわめくこどもを抱っこして家に帰ります。毎日この感じなので疲れてしまい、はたして今のまま抱っこをして連れて帰っていて良いのか悩んでいます。

3歳男の子の主張=3歳児の育ちについて

毎日、育児と仕事にがんばっているお母さん。大変なこともたくさんありますよね。特に仕事が終わり、家に帰ってからの忙しさ! よくわかります。そんな時間のない園からの帰りに言うことを聞いてくれないとなると、本当にお母さんのほうが泣きたい気持ちになると思います。どうしてあげたら良いのか、一緒に考えてみましょう。

「ひとつずつ試してみよう」という気持ちで、少しでも余裕を持って接してあげることができたら、こどもさんもお母さんも気持ちがラクになれると思います。

[ひとつめ]
今日の自己主張の様子を見極めてみます
・イヤなことがあったり、自己発揮できなくて、気持ちが発散できてないのかな。
・体調が悪くないのかな。
・おなかすいてる?
・遊びすぎて疲れているのかも。
わかりやすい言葉で聞いたり、こどもさんの表情から代弁してあげたりします。いったん、どんな気持ちでも受けとめてあげるのがコツです(少しずつ落ち着いてやり取りできるようになります)。

[ふたつめ]
こどもさんの欲求に最後まで付きあう日を作る(周に2回くらいからスタート)
このときのコツは、欲求を遊びに変えること。ジャンケンしながら歩いたり、安全な場所でヨーイドンごっこをしたり、フラフープや安全ロープで汽車ごっこをしたり。遊びながら帰る向きはおウチ方向です。正反対の方向に行かないように、楽しみながら誘い続けます。だって今日はトコトン付きあう日だから。

[みっつめ]
それでも言うことを聞いてくれず困ったら、「あっ、怒ってる!」と思わせるのもOK
男の子は短い言葉で真剣に声かけしたり、目を合わせて低めの声で一言作戦。「今日は帰ります」「おウチはこっち」。くり返しながらも、こどもさんが行動に移せたらその場ですぐ褒めます。その時は「家に帰って一緒に美味しいもの食べよう」と言ってあげるのもいいですネ。

自己主張は自我の目覚めです。一番身近な人(母親)に自我を出すのです。「ハイ。ハイ。」とこどもが何でも言うことを聞くほうが心配だったりします。3歳児さんの自己主張はとっても大切な成長ですよ。きっと乗り越えていけますので大丈夫。いつも応援しています。

ワイヤーママ2017年9月号掲載

ニチイキッズあいずみ北保育園 園長
坂本 香 先生
保育士として長年現場を経験し、そこで得たノウハウを活かしてママさんの子育て相談などに乗ってくれる育児アドバイザー。
【悩み募集!】
子育てに関する詳しい内容の悩み相談や依頼を書いて、メールで下記アドレスまで送ってください。
■メールアドレスmama@wire.co.jp

ニチイキッズあいずみ北保育園
住所
板野郡藍住町住吉字神蔵171-13
電話番号
088-637-3087
ホームページ
http://www.nichiikids.net/nursery/other/aizumi/index.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です